DNS Lookup（DNS検索ツール）

ドメイン名から各種DNSレコードをリアルタイムで検索・取得

無料のオンラインDNS Lookupツール。ドメイン名を入力するだけで、Aレコード（IPv4）、AAAAレコード（IPv6）、MXレコード（メールサーバー）、TXTレコード、NSレコード（ネームサーバー）、CNAMEレコード、SOAレコードなど各種DNSレコードを瞬時に検索・取得できます。DNS設定の確認、トラブルシューティング、メールサーバー検証、ネームサーバー変更確認などに最適。

使い方

3ステップで簡単DNS検索：

ステップ1: ドメイン名を入力
検索したいドメイン名（例: example.com）を入力します。wwwなしのルートドメイン、またはサブドメイン（www.example.com、mail.example.com等）どちらでも検索可能です。
ステップ2: レコードタイプを選択
検索したいDNSレコードタイプを選択します。A（IPv4アドレス）、AAAA（IPv6アドレス）、MX（メールサーバー）、TXT（テキスト情報）、NS（ネームサーバー）、CNAME（エイリアス）、SOA（権威情報）から選択可能です。デフォルトでは主要なレコードが選択されています。
ステップ3: 検索実行
「DNS検索」ボタンをクリックすると、選択したレコードタイプのDNS情報がリアルタイムで取得・表示されます。各レコードの値とTTL（Time To Live）が確認できます。

すべてのDNS検索はリアルタイムで実行されます。入力されたドメイン名はサーバーに保存されません。

DNS検索ツール

ドメイン名

検索するレコードタイプ

A (IPv4)

AAAA (IPv6)

MX (Mail)

TXT (Text)

NS (Nameserver)

CNAME (Alias)

SOA (Authority)

実用例

DNS Lookupツールは様々な場面で活用できます：

1. メール設定のトラブルシューティング

メールが送受信できない場合、MXレコードを確認してメールサーバーの設定が正しいか検証できます。複数のMXレコードの優先度（priority）も確認でき、メールの配送経路を把握できます。SPFレコード（TXTレコード内）やDKIM設定の確認にも使用可能です。例：example.comのMXレコードを検索して「mail.example.com」が正しく設定されているか確認。

2. ドメイン移管・DNS切り替えの確認

ドメインを新しいホスティングサービスに移管する際、Aレコード、AAAAレコード、NSレコードを確認して、DNSが正しく切り替わったか検証できます。世界中のDNSサーバーへの伝播（propagation）状況を確認するのにも役立ちます。TTL値を見ることで、DNS変更が完全に反映されるまでの時間を予測できます。

3. サブドメインの設定確認

新しくサブドメイン（blog.example.com、shop.example.com等）を作成した際、Aレコードやcnameレコードが正しく設定されているか確認できます。CDN設定やロードバランサーへのCNAME設定の検証にも使用できます。サブドメインごとに異なるIPアドレスやサーバーを指定している場合の確認に便利です。

4. ネームサーバー変更の検証

ドメインのネームサーバーを変更した際、NSレコードを検索して新しいネームサーバーに正しく切り替わったか確認できます。レジストラでのネームサーバー設定とDNSクエリ結果が一致するか検証でき、設定ミスを早期に発見できます。複数のネームサーバーの冗長性（redundancy）も確認可能です。

5. セキュリティ・認証設定の確認

SPFレコード（送信元メールサーバー認証）、DKIMレコード（電子署名）、DMARCレコード（メール認証ポリシー）などのTXTレコードを検索して、メールセキュリティ設定が正しいか確認できます。Google Search ConsoleやGoogle Workspaceの認証用TXTレコード、SSL証明書のCAA（Certification Authority Authorization）レコードの検証にも使用できます。

DNS Lookupとは？

DNS Lookup（DNSルックアップ）は、ドメイン名をIPアドレスやその他のDNS情報に変換（解決）するプロセスです。インターネット上でドメイン名からサーバーを特定するための基本的な仕組みです。

DNSレコードの種類と役割

DNSには複数のレコードタイプがあり、それぞれ異なる役割を持ちます。**Aレコード**はドメイン名をIPv4アドレス（例: 192.0.2.1）に変換します。**AAAAレコード**はIPv6アドレス（例: 2001:db8::1）に変換します。**MXレコード**はメール配送先のサーバーを指定し、優先度（priority）を持ちます。**TXTレコード**は任意のテキスト情報を格納し、SPF、DKIM、DMARC等の認証情報やドメイン所有確認に使用されます。**NSレコード**はドメインの権威ネームサーバーを指定します。**CNAMEレコード**はドメインの別名（エイリアス）を定義します。**SOAレコード**はゾーンの権威情報（管理者、シリアル番号、更新間隔等）を保持します。

TTL（Time To Live）の意味

TTLは、DNSレコードがキャッシュされる時間（秒単位）を示します。例えばTTL=3600の場合、DNSリゾルバは3600秒（1時間）そのレコードをキャッシュし、再問い合わせを行いません。TTLが長いとDNSクエリが減りパフォーマンスが向上しますが、DNS設定変更時の反映が遅くなります。DNS移行やサーバー変更前にはTTLを短く設定（例: 300秒=5分）しておくと、変更後の反映が早くなります。逆に安定したサービスではTTLを長く（例: 86400秒=24時間）設定してDNSサーバーの負荷を減らすことができます。

DNS Lookupの仕組みとセキュリティ

DNS Lookupは、ローカルリゾルバ → ルートDNSサーバー → TLD（トップレベルドメイン）DNSサーバー → 権威DNSサーバーという階層構造で行われます。このツールは、指定されたドメインに対して直接DNSクエリを送信し、権威サーバーから最新の情報を取得します。ブラウザ内で完結するツールではなく、バックエンドでdns_get_record()等のサーバー側APIを使用してリアルタイムでDNS情報を取得します。DNSSEC（DNS Security Extensions）に対応したドメインでは、署名検証により偽装されたDNS応答を防ぐことができます。DNS Lookupツールは、DNS設定の正確性検証、トラブルシューティング、セキュリティ監査、ドメイン移行作業などに不可欠なツールです。

よくある質問

DNS Lookupとは何ですか？

DNS Lookupは、ドメイン名（example.com等）を IPアドレスやその他のDNS情報に変換する検索プロセスです。このツールを使うと、A（IPv4）、AAAA（IPv6）、MX（メール）、TXT、NS（ネームサーバー）、CNAME、SOAなどの各種DNSレコードを簡単に確認できます。DNS設定の検証、トラブルシューティング、ドメイン情報の調査に使用します。

AレコードとAAAAレコードの違いは何ですか？

Aレコードは、ドメイン名をIPv4アドレス（例: 192.0.2.1）に変換します。IPv4は32ビットのアドレス体系で、約43億個のアドレスがあります。AAAAレコード（クワッドエー）は、ドメイン名をIPv6アドレス（例: 2001:db8::1）に変換します。IPv6は128ビットのアドレス体系で、ほぼ無限のアドレス空間を持ち、IPv4アドレス枯渇問題を解決します。最近のウェブサイトは両方のレコードを持つことが多く、デュアルスタック環境に対応しています。

MXレコードとは何ですか？メール送信にどう関係しますか？

MXレコード（Mail Exchange Record）は、そのドメイン宛のメールを受信するメールサーバーを指定するDNSレコードです。複数のMXレコードを設定でき、それぞれに優先度（priority）があります。数値が小さいほど優先度が高く、メールはまず優先度の高いサーバーに配送されます。例：example.comに「10 mail1.example.com」「20 mail2.example.com」の2つのMXレコードがある場合、mail1が優先的に使われ、mail1がダウンしている場合はmail2にフォールバックします。メールが届かない場合、MXレコードの確認が最初のトラブルシューティング手順です。

TXTレコードは何に使われますか？

TXTレコードは、ドメインに関する任意のテキスト情報を格納するDNSレコードです。主な用途は、**SPF（Sender Policy Framework）**：メール送信元サーバーの正当性検証、**DKIM（DomainKeys Identified Mail）**：メールの電子署名、**DMARC（Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance）**：メール認証ポリシー、**ドメイン所有確認**：Google Search Console、Google Workspace、SSL証明書発行時の認証、**その他の設定情報**：サイト認証トークン、サービス連携情報など。SPFレコードの例：「v=spf1 include:_spf.example.com ~all」

NSレコードとネームサーバーの関係は？

NSレコード（Name Server Record）は、そのドメインの権威DNSサーバー（ネームサーバー）を指定するレコードです。ドメイン登録時に、レジストラでネームサーバーを設定すると、そのネームサーバーがDNS情報を管理します。通常、冗長性のため複数のネームサーバー（例：ns1.example.com、ns2.example.com）を設定します。ドメイン移管やホスティング変更時には、NSレコードを新しいネームサーバーに変更する必要があります。変更後、全世界のDNSサーバーへの伝播（propagation）には最大48時間かかる場合があります。

CNAMEレコードはいつ使いますか？

CNAMEレコード（Canonical Name Record）は、ドメインの別名（エイリアス）を定義するレコードです。例えば、「www.example.com」を「example.com」のCNAMEとして設定すると、www付きアクセスも正しく処理されます。主な用途：**サブドメインの転送**：blog.example.com → hosting-provider.com、**CDN設定**：cdn.example.com → cdn-provider.net、**ロードバランサー**：api.example.com → lb.cloud-provider.com。注意点：CNAMEはルートドメイン（example.com）には設定できず、サブドメイン（www.example.com等）でのみ使用可能です。また、CNAMEと同じ名前で他のレコード（A、MX等）を併設できません。

DNS検索結果が反映されるまでどれくらいかかりますか？

DNS変更が全世界に反映されるまでの時間は、主にTTL（Time To Live）によって決まります。TTLが3600秒（1時間）の場合、DNSリゾルバは最大1時間古い情報をキャッシュします。DNS変更前にTTLを短く（例: 300秒=5分）設定しておくと、変更後の反映が早くなります。一般的に、DNS変更は数分～数時間で反映されますが、一部のISPでは最大48時間かかる場合があります。このツールでリアルタイムに権威DNSサーバーに問い合わせることで、変更が正しく設定されているか即座に確認できます。

DNS Lookupツールはどのように動作しますか？

このツールは、以下のステップでDNS情報を取得します。1) ユーザーがドメイン名とレコードタイプを指定、2) ブラウザからPHPバックエンドにリクエスト送信、3) サーバーがdns_get_record()等のPHP関数を使用してDNSクエリ実行、4) 権威DNSサーバーから最新のDNS情報を取得、5) 結果を整形してブラウザに返信、6) JavaScriptで結果を見やすく表示。ブラウザ内では完結せず、サーバー側でDNSクエリを実行するため、正確で最新の情報が得られます。入力されたドメイン名はログに保存されず、プライバシーが保護されます。