HTTP Basic認証は、HTTPプロトコルに組み込まれたシンプルな認証方式です。認証情報(username:password)をBase64でエンコードしてAuthorizationヘッダーで送信します。
Basic認証の仕組み
クライアントはユーザー名とパスワードを'username:password'として送信し、Base64でエンコードしてAuthorizationヘッダーに'Basic <base64>'として追加します。サーバーはこれをデコードして認証情報を検証します。シンプルですが、セキュリティのためHTTPSが必要です。
Basic認証を使うべき場合
シンプルなAPI、内部ツール、開発/テストにBasic認証を使用します。複雑なOAuthフローなしで迅速な認証に最適です。ただし、常にHTTPSを使用してください。Basic認証は傍受されると簡単にデコードできる認証情報を送信します。
セキュリティの考慮事項
Basic認証を使用する際は常にHTTPSを使用してください。Base64はエンコードであり、暗号化ではありません。誰でもデコードできます。公開ユーザー向けの本番APIには、OAuth 2.0やJWTを検討してください。Basic認証は、HTTPSを使用したサーバー間通信や内部ツールに最適です。